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精油(アロマ)の安全性について
アロマセラピーの普及とともに精油の使い方も様々広がり
有害な反応などのトラブルを耳にすることも増えてきました。
アロマセラピーを安全に楽しむために、
今回は精油の原液を直接皮膚へ塗布することの危険性についてお伝えします。
●引き起こされる有害反応
精油は植物の香り成分を高濃度に含有しています。
香り成分はそれぞれに特徴を持った化学物質で、
原液での皮膚への使用は刺激が強く、希釈した場合であっても
人によっては有害反応が引き起こされる可能性があります。
反応の種類としては
・接触皮膚炎(かぶれ)
・蕁麻疹
などが挙げられます。
接触皮膚炎はある物質に直接触れることで皮膚に有害な反応が表れるものです。
主に、刺激性とアレルギー性に分けられます。
精油を塗布した5~10分後に、赤みや痒み、痛みといった症状が現れることが多く、
刺激性の反応の場合には、数時間で症状が解消される傾向があります。
アレルギー性の場合は、皮膚と物質が何度も接触することにより
皮膚が敏感になり発症するものです。
そのため即時反応ではなく、発症まで時間がかかる場合もあります。
蕁麻疹は皮膚の一部が一時的に腫れ上がる疾患です。
ある物質を吸入、摂取、または直接触れた際に反応が起こります。
場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こし重篤な状態に
発展してしまうこともあります。
●具体的は発症例
精油を原液塗布して使っていたところ、15年ほど経った頃、
鼻や唇、歯茎やのどが腫れる症状が発現し、入院するまでに至ったケースが
報告されています。
また腹部への原液塗布によって全身が赤く腫れたケースや、
腹部への原液塗布と飲用を行ったところ、目、唇の腫れ、のどの違和感が発生し
病院にかかったケースなどもあります。
いずれも原液という高濃度の精油を使用した際の反応です。
これからあくまで事例なのですべての方に起きる反応ではありませんが、
精油の状態や濃度、使用の頻度や期間、個人の健康状態によって、
有害反応が発生するリスクを把握しておくことが重要です。
●有害反応が起きた際の対処
精油の原液が皮膚についた場合には、大量の水で少なくとも10分間は洗い流してください。刺激が継続する場合や、乳幼児が触れてしまった場合には直ちに医療機関を受診するようにしましょう。

当サロンでは アロマの本場であるイギリス認定IFA国際アロマセラピストが施術を担当しております。
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