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なぜ眠るの?
睡眠には
・疲れたから眠るしくみ
・夜になると眠るしくみ
・目覚めている状態を維持するしくみ
があり、それぞれがバランス良く調節されています。
どれかひとつでもうまく働かなくなると
適切な眠りがとれなくなってしまいます。
また
・身体を休ませるレム睡眠
・脳を休ませるノンレム睡
があり、身体のメンテナンスや記憶の整理などを行います。
目的の違う睡眠が交互に朝まで繰り返されることで
身体と脳を休ませています。

睡眠の需要なカギを握っているのが「サーカディアンリズム」。
朝になると目が覚めて活動的になり
夜になると眠くなるのは、
このサーカディアンリズムの働きによるもの。
これが乱れると眠りの質に大きな影響を与えてしまいます。
また、疲れると自然に眠くなるのは
身体の状態を一定に保とうとする「ホメオスタシス」の働き。
大脳がシステムダウンしないように眠気を誘発して覚醒レベルを下げます。
●睡眠に関わるホルモン 睡眠には
・メラトニン
・セロトニン
という2つのホルモンが深く関わっています。
メラトニンは自然な眠りを誘う働きがあり、睡眠ホルモンとも呼ばれています。
そしてこのメラトニンの材料になるのがセロトニン!
朝、光を浴びるとサーカディアンリズムがリセットされ活動状態に。
するとメラトニンの分泌がストップ。
目覚めてから14~16時間後に再び分泌され、
その作用で身体の深部体温が低下して眠気を感じるようになります。
(7時に起きると夜21時頃から分泌されるというしくみ)
メラトニンは夜になると分泌量が増えますが、その為には
日中に太陽光を浴びてセロトニンをきちんと作っておくことが重要です。

ちなみに
メラトニンは年齢とともに分泌量が減ることが明らかになっています。
歳をとると朝早く目覚めたり
睡眠時間が減ってくるのはこのため、というわけです。
●理想的な快眠は朝から始まっている!
・朝起きた時間で眠たくなる時間もおよそ決まってくる
・日中の食事や適度な運動、夜の入浴などによって上昇した体温が
下がっていくことで深い睡眠が得られる
・就寝時間に向かって、覚醒しない環境づくりも大切
☆人生の3分の1は眠っているといわれるほど人間の基本的な欲求である睡眠。
睡眠不足や不眠は健康に大きな影響を与えます。
あなたの睡眠は大丈夫ですか?